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花換まつり
花換まつりの由来

花換まつりとは−

金崎宮へ桜見物に訪れた男女が「花換えましょう」と声をかけあい、桜の小枝を交換することで思いを伝えたといわれる、ロマンチックなお祭りです。
「花換え」をしたカップルは将来幸せに恵まれるといわれています。

金崎宮は「恋の宮」−

花換祭が行われるようになったのは明治40年代と伝えられています。当時は男女 間の交際のきっかけがあまりない時代であったので、花換祭は縁を取持つ格好の場、機会となったのです。神社で受けた花を持ち、お目当ての人の前に行き「花換えましょう」と声を掛けるのです。もし、その人が思いに叶った人ならば「花換えましょう」と返答しそれぞれの花を交換してお付き合いが始ったというのです。
もし不成立ならば「ゴメンナサイ」とでも言ったのでしょうか・・・?
 そして、何時しか金崎宮のことを「恋の宮」と呼ばれるようになったのです。戦後はの男女の縁を取り持つ場から縁を願う宮へと変わりつつありますが毎年大勢の若者が訪れています。

 この幸せに恵まれるという「花換祭」は当宮の境内の桜が咲く盛りの約10日間行われる祭で、期間中授与される桜の小枝に想いや願い、幸せを込めて人々がその花を交換する事により幸せや想いを分かち合い、補い合って老若男女関係なく福を願う神事です。
 このお祭りの起源は定かではないのですが、当宮創立当初より境内一帯にはたくさんの桜が植えられ、その桜の成長とともに多くの方が花見と洒落込んだのでしょう。桜が咲くと一般の人はもちろん多くの参詣者が花見をするなかで起こった祭ともいわれます。

花換えってどうやるの?
花換まつりの手順をご紹介します。

この神事の主役は『桜の小枝』です。その小枝には花換祭の短冊と小さな絵馬・お守りが付いています。この造花自体がお守りです。花換えに参加するには先ずこの造花『桜の小枝』を授与所(神社の事務所にあります)にて授かります。(初穂料500円)

次に御本殿にお参りをします。(お参りをされてから『桜の小枝』を受けられてもかまいません。)

桜の小枝

御本殿横の館にて福娘と『桜の小枝』を交換します。この時『桜の小枝』に願いや、想いを込めて福娘 に「花換えましょう」と声を掛けて交換します。
福娘は神様と参拝者との仲を取り持つ方なので、福娘との交換は神様との交換です。福娘と交換する前に神様への願い事を『桜の小枝』(願い事は恋だけではありません夫々の願いを込めましょう)に託します。
そして帰ってきた『桜の小枝』が願いのこもった お守りとなります。

福娘と交換したらお友達同士・家族同士・カップルまた見知らぬ者同士でも交換して下さい。
『桜の小枝』は交換するほど幸せが宿るといわれております。

お持ち帰りになられた『桜の小枝』は玄関先や神棚、また夫々の想いの方のところに御奉斎下さい。
花換神事と予定表
小判守
(たて約3.5センチ)
花換神事−

花換祭は桜の花見がきっかけと言われています。だから随所に遊び心があります。
従前は老若男女皆が花換えの後、抽選会をして神鏡などが授与されたと言います。
現在では期間中「花換神事」が数日行われ、神職と福娘がご神前に奉告、参詣者と花換えの後、小判守りや弓矢(福を射止めるの意)等が授与される神事で、このお祭の最も重要な行事です。


花換神事予定表(令和2年)−
4月5日(
午後2時〜

・本殿祭